学校の時間対効果はおろそか?

こんにちは。よっしーです。

 

今日はこちらの本をスタバで読んでいます。

 

先日、Twitterで以下のことをつぶやきました。

 

 

これは生活記録ノートに意味があるとかないとかではなく、時間対効果があるのかな?と思ったからです。

 

 

そんな疑問から以下の本を読んでみました。

 

学校の時間対効果を見直す! ―エビデンスで効果が上がる16の教育事例

学校の時間対効果を見直す! ―エビデンスで効果が上がる16の教育事例

  • 作者:森 俊郎,江澤 隆輔
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2019/07/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

こちらの本は、「学校・教師の多忙化」や「働き方改革」が叫ばれている昨今、エビデンス(科学的根拠)をもとに具体的な16の教育事例について見直すものです。

 

著者の一人、江澤先生の書籍を読むのは、「教師の働き方を変える時短」に続いて2冊目です。

 

ぜひ教育関係者は見ておくといい書籍の一つでしょう。

 

こちらの書籍では、生活記録ノートについて言及されていませんでしたが、近いとところで「学級通信」について述べられている章があり参考になりました。

 

教師のねらいや効果を期待して発行している学級通信ですが、学級通信の有無やその発行量の違いによる効果は分からないということが現状のようです。

 

本書の一節で

 

「学級通信の効果をどこでどのように確認していくのかを事前に設定しておくことで、学級通信の手ごたえを感じることができるかもしれません」(P.155)

 

と書かれていました。

 

「これは生活記録ノートにも言えることでは!」と思いました。

 

生活記録ノートにおいても、教師からの「生徒の考えや思いを知ること」や「生活実態について把握すること」などの様々な効果を期待していますが、どこでどのように効果を確認するか設定しておくといいのかもしれません。

 

そうした設定や効果測定などもなく、慣例主義・前例踏襲の学校は意識を全体として変えていかなくてはいけない時期にきています。

 

また、そうしたことを考える余裕もゆとりもない状況ということでもあります。

 

「教育の効果はいつ出るのか分からない」(大人になって初めて花開く…など)と言われているからこそ、時間対効果やエビデンスに基づく教育をおろそかにしてしまっているのではないでしょうか。

 

まずは「エビデンスに基づく教育研究会」(著者の一人である森先生はこの研究会の代表です)のサイト(https://ebe-riron-jissen.jimdofree.com/)をブックマークに登録しました。

 

 

 

明日からまた授業が始まります。

 

多忙な方も含め、今日の日を少しでも休んでください。