「テスト問題から課題をつくる」という当たり前

『学び合い』の基本的なテクニック(『学び合い』は考え方という前提で)の一つに「テスト問題から課題をつくる」というものがあります。

 

もちろん私自身もそこはわかっているつもりだったのですが、それがいつのまにか曖昧になり、現在では教科書の問題と同じだったり似たような課題を設定していました。

 

当然ですが、単元テストに出る問題は教科書から派生した問題が出るので、特に意識しなくても単元テストにつながります。

 

しかし、そこが意外に盲点で、大人から見れば教科書の問題を派生しただけの問題だから、つながっていると思うのですが、子どもからするとまったく別の問題という意識なのです。

 

ちなみにこのことは『学び合い』関連の書籍でも書かれているので、『学び合い』実践者は「何を今さら当たり前のことを…」と言うと思います。

 

私自身も頭の片隅にはありましたが、その意識の乖離が思っていた以上に今のクラスの実態ということに、気づきはじめました。

 

次の単元では、テストの問題そのままを課題にしてやってみようと思う。

 

算数では、数字を変えて課題にすることもあるが、現在のクラスの実態、子ども一人一人の様子や学力、特性などを踏まえると、テストからそのままの問題を課題をすることがいいのかもしれないと思っている。