今回は「第9章 もう一人の教師ー教室環境」を読みました。
本章は、諸般の事情から書籍自体から削られている部分であり、それでもどうしても…という筆者たちの思いから、冨田先生のブログで公開された章となっています。(1000円高くても載せてほしかったけど、仕方がないですね)
今回はその冨田先生のブログで公開されているものを読みました。
TOMMY'S IDEA ROOM | Foster Independent learners
本章の構成は、「教室内の環境」と「教室街の環境」に分かれています。
前者では、
・子どもたちが利用する資料
・子どもたちが記録するための道具
後者では
・保護者を巻き込む
・専門家や街の人を巻き込む
となっています。
前者は、イメージしていた通りであったが、やはりハードルの高さは後者だと思います。
私自身、後者の「保護者を巻き込む視点」は持っていても、学級通信で子どもの様子を紹介したり、お願いを書いたりすることくらいしかできないなと感じました。
さらに「専門家や街の人を巻き込む」視点は大切に感じるが、いざ自分自身がやろうとするには難しいかなと率直に思ってしまいました。
ただ…専門家や街の人などと子どもが繋がることは、確実に学習への意欲が増すだけでなく、大人としてもモデルを子どもに考えさえ、身の回りの生活を大人たちがどのように維持したり、貢献したりしているのかを実感させるのに大変有益な方法の一つであるとも感じさせられました。
そうした学習環境を整えることは教師一人だけでがんばらなくてもいいということにもなります。
教師や学校だけで頑張りすぎることが子どもや教師自身を孤立化させてしまうことに繋がっているのかもしれませんね。(ちょっと論理が飛躍しすぎてますね…)